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東朝比奈六浦地区 小型バスの実証運行開始 1日240人の利用目指す

社会

公開:2020年3月5日

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出発式には住民ら約50人が出席(写真提供=横浜市)
出発式には住民ら約50人が出席(写真提供=横浜市)

 金沢区の東朝比奈・六浦地区と京急線六浦駅を結ぶ小型バス(定員35人)の実証運行が、3月1日から開始された。期間は来年2月28日までの予定。初日の1日は、起点となる三信住宅バス停で出発式を開催した。地域住民ら約50人が参加し、実証運行の実現を祝った。

 実証運行ルートは三信住宅を出発し、東朝比奈町内を巡り六浦駅西口、六浦地区センターなどを巡る1周約4・75Km(約22分)。バス停は13か所。平日、土休日の午前10時台から午後4時台の間で、1日12便の概ね30分間隔で運行される。事業者は京浜急行バスで、運賃は大人180円。来年2月28日まで1年間、実証運行を行い、利用実績などを踏まえ本格運行の可否を決める。市担当者によると1日の目標利用者数は240人。

 この実証運行は、横浜市地域交通サポート事業を活用。駅から離れているなど日常の移動に不便を感じている地区で、生活に密着した地域交通の導入に向けた地域の主体的な取り組みがスムーズに進むよう、様々な支援を行う。同事業を活用したバス運行は、既存のルート変更を含め市内で17例目、金沢区内では5例目となる。

周辺自治会に感謝

 金沢八景駅へのバス路線はあるものの坂が多く、かねてから京急線六浦駅へのアクセス改善の要望が多かった東朝比奈地区。地区の高齢化が進むにつれ、生活の足がなくなる不安が声高に叫ばれるようになった。

 そこで2014年、地域の湘南八景自治会は交通問題対策委員会を立ち上げ。同年に移動動向アンケート調査を実施し活動を開始した。「早く実現してほしいという要望もあったが、時間をかけて合意形成をしてきた」と同委員会の巴多次郎委員長(75)。その後、運行ルートの検討や実際の車両を使った実走調査、需要予測アンケート調査を経て、実証運行にこぎつけた。巴委員長は「周辺の自治会町内会に全面的な協力をいただき、とても感謝している。多くの方に利用していただき、本格運行につなげたい」と話した。

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