金沢区役所は5月1日(金)から、各家庭で使いきれない未使用食品の受け付けを開始する。6階の地域振興課窓口(6階)で開庁日の午前8時45分から午後5時まで。
横浜市の家庭から出される燃やすごみには、何も手がつけられず廃棄された「手つかず食品」が年間2万トンも含まれているという。市資源循環局はこうした食品ロスを減らすため、スーパーなどで手つかずの食品の寄付を募るフードドライブを実施してきた。一方で不定期のイベントだけでは、「周知が行き届かない」「量が少ない」などの課題もあり、金沢区役所に常設の窓口を設置することになった。
提供できる食品は【1】未開封【2】賞味期限(要明記)が2か月以上ある【3】常温保存できるもの。集まった食品は、区社会福祉協議会や市内フードバンク団体を通じて食品を必要とする人に無償で提供する。「各ご家庭で常温で保存している食品の在庫と期限の確認を習慣化し、消費しきれない食品は早めにフードドライブに提供していただければ」と担当者は話す。
金沢区富岡東に事務所を構えるフードバンクかながわによると、新型コロナウイルスの影響で生活困窮者などへの食品の需要が増しているという。藤田誠事務局長は、「お米などは通常の1・5倍のペースで出ていっている」と話す。一方で、在庫を抱えた企業からの大型の寄付なども増えているという。
商品購入で寄付
また市は社会貢献型フードシェアリングプラットホームを運営する(株)クラダシと公民連携の覚書を締結した。同社は賞味期限内にも関わらず廃棄される商品を食品ロス削減に賛同するメーカーから協賛価格で購入。運営する「KURADASHI.jp」(https://www.kuradashi.jp/)で特価で販売し、売り上げの一部を社会貢献団体へ寄付している。今回の提携で、寄付先にフードバンクかながわなど市内3つのフードバンク団体が加わった。市資源循環局は「多くの市民に活用してもらい、食品ロスの削減とフードバンク活動の支援につながれば」と話した。
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