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釣り人3人が女性を救助 磯子消防署から感謝状

社会

公開:2020年7月2日

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感謝状を贈られた右から伊藤さん、渡邉さん、満島さん。左は川村署長
感謝状を贈られた右から伊藤さん、渡邉さん、満島さん。左は川村署長

 磯子消防署(川村滋署長)は6月26日、新磯子町の岸壁から海に転落した女性を救助したとして、磯子区森在住の渡邉望さん(49)、同洋光台在住の伊藤美智昭さん(55)、埼玉県在住の満島弘伸さん(30)に感謝状を贈った。素早い119番通報と海に飛び込む勇敢な行動で女性の命を救った。

連携プレーで命救う

 釣り人3人による連携プレーが尊い命を救った。満島さんと伊藤さんは釣り仲間で、そこに居合わせた渡邊さんの3人で救助にあたった。

 磯子消防署によると、5月23日午後8時頃、磯子区新磯子町の岸壁から女性が海に転落した。当時釣りをしていた3人。「ポチャンと音がして」満島さんが5m先に浮かぶ女性に気付いた。周囲に状況を知らせ119番通報。渡邉さんと伊藤さんが海に飛び込み、うつ伏せだった女性をあお向けにし、マスクを取り外し気道を確保した。2人で岸に女性を持ち上げようとするも断念。ロープを使い救助隊が到着するまで女性が沈まないように2人で体を支え続けたという。

 磯子消防署で行われた感謝状の贈呈式で川村署長は「冷静沈着、迅速適切、勇猛果敢に救助し、尊い命を救って頂いた。深く感謝申し上げたい」とあいさつ。3人に感謝状を手渡した。

 埼玉県から贈呈式に出席した満島さんは「すぐに119番しないとと夢中だった。一人の命が助かってとにかくよかった」と安堵した表情をみせた。

 また、渡邉さんは「自分がどういう行動をとったのか覚えていないくらい、無我夢中で救助にあたった。その後女性がどうなったのか気になっていたが、助かったと聞いてほっとしました」と当時を振り返った。

 伊藤さんは、釣り仲間を水難事故で亡くしたことがあるといい、「目の前で人が亡くなるのだけは嫌だった」と話し、「また楽しく釣りができればいい」と笑顔を見せていた。

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