9月6日に初のエドキャンプを開催した「エドキャンKGU運営」の代表を務める 宇田川 杏奈さん 関東学院大学2年 19歳
挫折乗り越え掴んだ”今”
○…「目標参加者数の20人を超え、様々な話題を話し合えてよかった」。運営団体を立ち上げ、教育について意見交換をする初の「エドキャンプ」を終え、ほっと胸をなでおろす。状況さえ許せば、次は対面で行いたいと早くも前を向く。
○…小学生の頃の将来の夢は薬剤師。医療品登録販売者の試験勉強をする母のテキストを眺め、「薬のカプセルが色とりどりで『かわいい』と思ったので」と笑う。やりがいや高給与というメリットは後から知り、より思いを強くしたという。一方で、進学した三浦学苑高校の教師と出会ったことで、教師という職業にも魅力を感じた。「みんな優しくて丁寧に質問に答えてくれた。大好きでした」。薬剤師と教師の2つの進路で迷ったものの、最終的に薬剤師を選ぶ。
○…しかし受験で思う結果が出せず、自身の意にそわない関東学院大学の栄養学部へ。同学部を勧めた親に反発するなど、「半年くらいは、落ち込んでいた」と振り返る。そんな時、エドキャンプのスタッフに誘われた。「やりたくないけど、参加して人脈を作ったりしたほうがいいんだろうなあと思って」。いわば後ろ向きな理由で参加したものの、高校生から社会人までが教育について話す姿に刺激を受けた。「もっと同年代と話せる、学生が多く参加するエドキャンプにしたい」と、先輩と2人で運営団体を立ち上げた。
○…栄養学部では栄養教諭という教職課程を選択。一度は諦めた教師の道や高校時代は勉強が手一杯でできなかった課外活動にも力を注ぐことになった。「今は関東学大でよかったと思えるようになりました」と笑顔。「正直、料理には興味がないんですが…」といいつつ、おうち時間で作る機会も増えたという。
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2021年1月14日号
2021年1月7日号