横濱金澤シティガイド協会の理事長で7月から横浜ボランティアガイド協議会の会長を務める 林 善晴さん 金沢区寺前在住 72歳
「金沢区ファン、増やしたい」
○…横浜市内の6団体が名を連ねるボランティアガイド協議会だが、コロナ禍で恒例の連携イベントが今年度は中止となった。今後、どのような感染症対策を講じながら街歩きイベントを開催するかが共通の課題だ。「”うつさないうつらない”をどう徹底させるか」に頭を悩ませる。横濱金澤シティガイド協会は、人数制限やマスク着用などのルールを設けた上で、10月から一部再開を決めた。
○…「定年後は、何かボランティアをしたい」と思っていた時、同協会に誘われた。「それまで、金沢区内のこんなに史跡があるなんてまったく知らなかった」。最初のガイド体験は横浜八景島のアメリカン・アンカレッジ記念碑。「緊張はしなかったが、知っていることを全部伝えようとして長くなってしまった」と反省する。それから知識の6〜7割で分かりやすくまとめることを心がける。
○…1月から毎日5〜6Km歩くことが日課に。ガイドスポットの確認も含め、妻と一緒に歩く。季節の植物や夕照橋から見る富士山が美しい平潟湾プロムナードがお気に入りだ。55歳から始めた囲碁も趣味の一つ。「戦略を練るのが面白い」とにやり。さらにこれから「中学生の時から思っていたピアノにも挑戦したい」と意欲を見せる。
○…「明智光秀を大河ドラマにする」ことを掲げていたふるさとの京都府亀岡市のPR大使を10数年前から務める。「今年実現したから、少しは効き目があったかな」。現在は第2のふるさと「金沢区」のファンを区内外に増やすため、同協会の活動に力を入れる。「小学校での出前授業など、観光ガイドだけではないことを伝えたい。中身が見えるようになってきたと言われると嬉しいんです」と話した。
|
<PR>