横浜市教育委員会は9月18日、来年1月11日に開催する成人式の実施内容を発表した。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、7月にはオンラインで開催する方針を示していたが、横浜アリーナ=港北区=とパシフィコ横浜ノース=西区=の2会場で分散開催する。金沢区、磯子区はパシフィコ横浜ノースが会場となる。
式典短縮に
例年、横浜アリーナを会場に午前・午後の部に分けて開催していた成人式。今年は、両会場とも【1】午前10時30分、【2】午後0時30分、【3】2時30分、【4】4時30分と開始時刻を分けて計8回実施する。式典は15分程度に短縮。各回2〜4区の新成人が参加する形式となる。定員の関係で、保護者や子どもなど本人以外の入場はできない。
式典の内容は12人の新成人で組織する実行委員会が中心となり検討を進めており、12月頃に発表する。当日の様子は、市のホームページでライブ配信する予定だ。
来年の成人式をめぐっては、7月6日に市教育委員会がオンラインでの実施を発表。しかし、新成人や保護者、美容関係者などから反対意見が相次ぎ、林文子市長は9日後の定例記者会見で方針を撤回していた。
「ホッとした」の声
磯子区中浜町で写真館を経営するフォトスタジオアライの新井秀幸社長は胸をなでおろした。「オンラインだと、新成人が振袖や袴を着る機会がなくなり、記念写真も撮らないという人が多くなるのではと思っていた。新成人には、晴れ姿で記念写真を撮ってもらえれば」と話した。
例年、1年前には予約でいっぱいになるという着付け、ヘアメイクなどを手がける磯子区下町の美容室「フィール・オブ・ヘアー」は、オンライン開催の方針が示された際に問い合わせなどがあったというが、予約状況は例年と変わらないという。オーナーの柴崎好章さんは「開催時間が変更されたため、予約時間の調整などはありますが分散開催が決まり、正直ホッとしました。成人式は人生で1度きり。新成人のお手伝いができれば」と話した。
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