洋光台文化を創る会の副会長を務める 五十嵐 裕子(ひろこ)さん 磯子区洋光台在住 57歳
地元愛に一生懸命
○…約10年前、歴史と伝統ある「洋光台文化を創る会」のスタッフに。4月からは副会長を務める。コロナ禍でイベントの中止が相次いでいるが、「綺麗な花を見て癒しになれば」と「はなの街洋光台写真展」を開催する。一人でも多くの人に街の魅力を感じてもらえればと願う。
○…結婚を機に子育てに適した環境の洋光台に移り住んだ。ある日、子どもたちが公園で下を向いてゲームに夢中なっている姿を見た。「これはまずい」と、長男が通っていた小学校の校長に「本の読み聞かせをさせてほしい」と直談判し、実現させた。するとこの活動が他の学年や近隣学校にも広がり、今でも続く活動となった。「当時小学生だった子どもたちと街で再会した時、『五十嵐さんのおかげで本が好きになった』と言ってもらえた」と喜ぶ。
○…「看護師として人の生死を間近で見てきたことが影響しているかも」。東日本大震災を映像で見て、居ても立ってもいられず1カ月後に1人で車を運転し陸前高田へボランティアに。これまで被災地を訪れた数は約50回。代表を務める朗読の会のメンバーと読み聞かせをしたり、洋光台の仲間と現地のスポーツ大会に出場したりするなど交流は多岐にわたる。「人の笑顔が好き」。全てに一生懸命だ。
○…自分たちの子どもたちが巣立ってもまた戻ってこられるような街にしたい――。子育て中に休職し8年前に復職した看護師として働くかたわら、小学校のPTA活動などで知り合った仲間と共同経営で3年前にカフェを開いた。キャンドルナイトのイベントなども手がけ、洋光台の活性化に力を注ぐ。これらの活動は「地元愛」あってこそ。「もっと、もっと人がつながり、知り合いが増えたらいいな」
|
<PR>