新型コロナウイルス感染拡大を受け金沢区、磯子区の各神社は、感染症対策にのりだしている。特に年始は初詣の人出が多くなることが予想され、各神社ではソーシャルディスタンスの確保や分散参拝を呼びかけるなど、3密回避へ対策を講じている。
磯子区磯子台の神社庁は10月、「神社における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を公表。それによると、「3密の回避」や「換気の徹底」、「飛沫の防止、会話・接触の機会の削減」、「参拝者への手消毒の呼びかけ」など各神社の実情に応じた対策の実施を求めてきた。
どんど焼き中止に
磯子区森にある森浅間神社は例年、元日の朝から昼間にかけて初詣に訪れる人が列をなすという。こうした状況をうけ、同神社では来年の初詣では分散参拝を呼びかけている。また、社務所には感染症拡大防止に対する協力のお願いを張り出すなど、周知につとめている。さらに、元日以降、水を止めたり鈴の撤去をしたりするなどの対応を検討。1月15日に予定していた「どんど焼き」も感染拡大防止の観点から中止にした。
松本小寿恵宮司は「このようなコロナ禍の状況なので、分散参拝などにご協力頂ければ。一日も早い収束を願うばかり」と話した。
金沢区内の寺社が参加する七福神のスタンプラリーは中止に。甘酒などの接待も行わない。
瀬戸神社(瀬戸)は「年末年始の参拝についてのお願い」を掲示し、対策の協力を呼びかけている。また、破魔矢などは12月中旬から授与し、家内安全や厄除等の昇殿祈願は全て予約制にするとしている。
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