冬枯れの時期によく目立つ常緑のヤドリギの葉。日本では、北海道から九州まで広く分布しており、神の宿、天狗の巣と考えられていましたし、ヨーロッパでは古くからお守りや幸運を呼ぶ木として大切にされていました。またヤドリギの下でキスをすると結ばれるなんていう伝説もあります。
ヤドリギは雌雄異株で2〜3月ごろに小さな黄色の花を枝先に咲かせ、10月〜12月ごろに緑の葉の間にまるい実をつけます。クリスマスの飾りとしても活用されるヤドリギですが、野鳥にとっても冬の貴重な食糧です。ヤドリギの種は消化されず、糞として排出されますが、種の周りの果肉が粘着質で鳥の消化管では消化されないため、排泄後も宿主に粘着することが出来ます。ヤドリギはブナやケヤキやエノキなどを宿主とし、発芽すると寄生根を伸ばし、宿主の樹木の内部へとくいこみ道管から水、師管から養分を吸収し、自らも光合成を行いながらゆっくりと大きくなります。
【金沢動物園からのお知らせ】
12月の土・日曜日、1月2日(土)・3日(日)は各日先着100名様に2021年ポスターカレンダーをプレゼント。ズーラシア、野毛山と3園分を合わせると柄がつながります。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|