新型コロナウイルス感染拡大を受け、政府は神奈川県を含む1都3県に緊急事態宣言を1月7日に発出した。2度目となる今回は、小中学校の休校などはなく、飲食店への時短営業要請など制限は一部にとどまった。
東京都の1日の新規感染者数が2千人を超えるなど、感染拡大が止まらない状況で出された今回の緊急事態宣言。酒類を提供する飲食店などに午後8時までの時短営業を2月7日までの1カ月間要請した。
「頑張りたいが」
磯子区のレストラン「パレ・ド・バルブ」。オーナーの宮内重明さんは「頑張れるところまで頑張ってみようと思うが不安は大きい」と振り絞るような声で話した。コース料理のラストオーダーは6時30分だといい「普段、一番来店が多い時間帯に閉店しなくてはいけなく状況は厳しい」と話す。テイクアウトを再開し、少しでも売り上げ増を図りたい考えだ。
金沢区の飲食店は1カ月間休業を決めた店もある。南部市場水産棟の関係者は「飲食店が時短や休業すると大半の店舗で流通が減ったりストップし大打撃をうける。ただ、そんな中でもなんとか踏ん張っていかないといけない」と前をむく。
営業短縮も
前回宣言時は休園した横浜・八景島シーパラダイスは、1月9日から営業時間の短縮を行っている。平日は午後5時30分、土日祝日は7時までだった水族館の営業時間を午後4時30分までに。一部イベントの中止や人数制限の強化を行う。
スーパーでも時短の動きが。ヨークマート磯子店、六浦店は午後10時閉店を9時に繰り上げた。イトーヨーカドー能見台店は、飲食店、フードコート、衣料品などを8時までとした。
また、地区センターなどの市民利用施設も閉館時間を繰り上げ、一部講座を中止するなど、緊急事態宣言への対応に追われている。
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