金沢区西柴にあるコミュニティカフェ「さくら茶屋にししば」の10年の活動をまとめた本「さくら茶屋物語」(1980円税込)が完成した(さくら茶屋店頭では1600円で販売)。
運営するNPO法人さくら茶屋にししばは、10周年の記念として本の制作を企画。クラウドファンディングで昨年10月13日から1月12日まで制作費を募り、約200人から138万5000円の支援を得た。さらに直接さくら茶屋に寄せられた金額も合わせると、総額約200万円が集まった。同法人の岡本溢子理事長は「地域の人が100人以上寄付してくれた。ここ10年の歴史は無駄じゃなかったと感じる」と感謝を口にする。
運営ノウハウを凝縮
本著では、立ち上げの経緯や取り組み、思いなどがスタッフの目線で描かれている。また運営の際に直面したハードルや、それをどう乗り越えたかなども盛り込まれており、コミュニティカフェの運営ノウハウを知る一助にもなっている。
読者からも「これからのコミュニティカフェのバイブルになるのでは」「あまりにも温かくて涙がでた」などの感想が寄せられたという。岡本理事長は「全国にポストの数ほどコミュニティカフェができればいいという思いを込め、構成した。これからも灯を消さぬように、続けていきたい」と話した。
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