金沢区内で10施設目となる地域ケアプラザが柴町に誕生する。場所は柴漁港の向かいに位置する旧ログ金沢(旧横浜市職員厚生会寮)=柴町343の5。2月24日に着工し、来年3月末の竣工予定。開設は6月を目指す。ケアプラザのほか、コミュニティハウスや特別養護老人ホーム、デイサービスなども併設される。
ケアプラザは、安心して暮らせる地域づくりの拠点として、福祉・保健サービスを提供する施設。横浜市は各中学校区にケアプラザの整備を進めてきた。
西柴中学校区は適した場所がなかなか見つからず、区内で最後に残されていた地区。地元住民からは「早く整備を」との声が上がっていた。金沢南部地区連合町内会の鈴木正徳会長は「海側に位置するため、遠くに感じる人はいるだろうが、活用していくうちに馴染むのでは。地域で活用できる施設になれば嬉しい」と期待をこめる。
指定管理として整備・運営するのは、社会福祉法人昴(西区)。西金沢地域ケアプラザや市内の特別養護老人ホーム、放課後デイサービスなども運営している。ケアプラザのほか、コミハやデイサービス、特別養護老人ホームも併設される。
開かれた施設に
昴の担当者は「子どもから大人、高齢者まで全世代が垣根なく集える場所にしたい」と話す。外観は、柴町の文化を引き継ぎ、街並みに融合するようなデザインを意識したという。1階はケアプラザとコミハのほか、カフェテリアを配置。2階はデイサービス、3階は特別養護老人ホームに利用する。また地域の人も利用できる企業内保育室や、フィットネスジムなども整備する予定だ。担当者は「地域の健康増進にもつながるような、開かれた施設を目指していく」と話した。
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