並木第一小学校の2年2組の児童29人が3月16日、富岡総合公園の田口克郎園長に手作りのカルタ「大冒険かるた」を贈った。
児童は昨年の9月末、生活科の授業で虫を探しに同公園の見晴らし台に行き、田口園長に出会った。ヘルメットにカメラ姿でハチなどの虫について教えてくれた田口園長に、素性も分からないまま興味を持った。
学校での振り返りでは、「あのおじさんは誰だろう」と話が白熱。「もう一度会いたい」と、同じ曜日の同じ時間、同じ場所に行ってみることに。そこで田口園長と再会し、本格的な交流がスタートした。
児童は「奇跡の出会い」と喜び、会えない時もあったことから手紙のやりとりを開始する。また、「仕事のお手伝いをしたい」と落ち葉の清掃などを手伝ったことも。担任の宮崎華緒里教諭は「田口さんの人柄にひかれて、自発的に行動するようになっていった。手紙も回数を重ねるごとにレベルアップしました」とその成長を喜ぶ。
公園の良さ表現
カルタはすべて手作りで、「えんちょうさんたち ハチさんたちと ともだちだ」など公園の良さや田口園長との思い出や交流を表現した。田口園長は「こんなにきれいに作ってくれてとても感動した」と顔をほころばせる。「(地域と交流を深めることは)防災の観点からも役立つはず。今後も地域の方々と何らかの形で関わっていければ」と話した。
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