万華鏡をのぞく参加者
プラスチックごみによる海洋汚染が地球規模で問題となっている中、横浜市資源循環局３Ｒ推進課が、この問題について学ぶ体験型ワークショップを横浜市役所１階アトリウムで開いた。
２０１９年に鎌倉の由比ガ浜海岸に打ち上げられたクジラの胃からビニール片が見つかり大々的に報じられたことが契機となり、日本国内でも「海洋プラスチック問題」に対する意識が急速に高まっている。
小学生を対象にしたこの日の講座では市内の海岸で採取した砂の中からマイクロプラスチックを探し出し、万華鏡の制作に挑戦した。参加者は野島海岸の砂の中から微細なプラスチック片を見つけ出し、ピンセットを使い分別。15分ほどで30個を超えるマイクロプラスチックを集め、用意されたキットの中に収め万華鏡を仕上げた。
絵本やテレビを見て海洋汚染の問題に興味を持ったという金沢区の小学１年生・大橋莉人くんは「プラスチックがたくさんあってびっくりしたけど、とてもきれいな物になって気に入った。宝物にします」と話しながら、「マイクロプラ万華鏡」をくるくると回し幾何学模様を楽しんだ。
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