悲願の初制覇には一歩届かなかった。横浜創学館高校(金沢区六浦東)は、全国高等学校野球選手権神奈川大会で、2008年の南神奈川大会以来13年ぶりに決勝へ進出。13年前も決勝で顔を合わせた横浜に、再び優勝を阻まれた。
立ちはだかる「壁」
今大会はエースの山岸翠投手(3年)を中心に失点を抑え、2回戦から準決勝までの6試合で59点を奪うなど、打撃陣も好調を維持。第1シードの日大藤沢と対戦した準々決勝など、4試合でコールド勝ちを収めて決勝へ駒を進めた。
しかし、決勝では山岸投手が「先輩たちが越えてこられなかった『横浜の壁』を感じた」と話すように横浜が立ちはだかった。山岸投手は四回を投げて11失点、打線も六回まで無得点。七回に長井俊輔主将(同)が大会を通じてチーム初のホームランを放って反撃し、八回にも2点を返したが及ばなかった。
「コロナ禍で野球ができる環境を作ってもらえて感謝している。見えない疲労はたまっていたかもしれないが、それは言い訳にならない」と山岸投手。今大会はグラウンドの改修工事が重なって思い通りの練習ができない状況もあったが、森田誠一監督は「選手たちは文句ひとつ言わずについてきてくれて感謝しています」と話した。
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