三重県で開催予定だったが、8月26日に中止が発表された国民体育大会(国体)。金沢区と磯子区からも、神奈川県代表が選出されていた。剣道の代表に決まっていた堀佳奈美さん(31)と、森田拓生さん(53)の2人に話を聞いた。
2度目の出場ならず
関東学院大学(金沢区六浦東)に勤務する堀さん。先鋒・中堅・大将の3人で戦う成年女子の中で、6年前に先鋒として国体に出場。次は中堅で代表に決まっていたが、出場は叶わなかった。
新潟県出身で、大学進学以降は神奈川で暮らす。昨年度まで関東学大剣道部でコーチを務め、今は学生に交じって練習に励む。「チームワークがよく、いい感じで勝てた」と、今年の国体出場メンバーでは関東ブロック大会で優勝。「残念だけど、今ある環境でできることをやっていきたい」と話し、来年の全国教職員大会を目指して気持ちを切り替えている。
「娘の気持ち」分かった
成年男子で出場を予定していた森田さんは、磯子区中原在住。杉田剣友会、NTTグループの実業団チームに所属する。埼玉県出身で、高校時代にはインターハイや少年男子の一員として国体にも出場。「同年代の中でどれくらいできるのか挑戦しよう」と国体予選に参加し、副将の座をつかんだ。
2人の娘も剣道に打ち込み、大学1年の次女が昨年はコロナ禍で大会に出られない姿を見ていた。「決まったことは変えられないけど、残念だし悔しい。娘の気持ちがよく分かった」。次なる目標は全国実業団高壮年大会での入賞だ。
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