「振り込め詐欺」などの特殊詐欺被害を未然に防いだ功績をたたえ、磯子警察署と金沢警察署は郵便局や銀行へそれぞれ感謝状を贈呈した。
高額引出しを要求
磯子署では11月9日、洋光台駅前郵便局と磯子郵便局へ感謝状を贈った。洋光台駅前郵便局は10月8日、「鞄と携帯電話を落とした」という息子を名乗る者から連絡があったという女性に対し、窓口で豊島裕介さんが対応。磯子郵便局は20日に「俺だけど、会社の事業でお金が必要」という電話を受け家族からの連絡だと思い込んだ女性に東山龍一さんらが応対した。それぞれ約200万円の高額な現金を引き出そうとしていたため、警察へ通報して被害抑止につながった。
金沢署では11月8日に神奈川銀行富岡支店へ感謝状を贈呈。9月17日に「お墓を買う」という理由で300万円を引き出そうとした男性に、窓口担当の加藤ちひろさんが対応した。高額だったために振り込みでの対応を促すも、どうしても現金が必要ということで警察へ通報すると、後日になって詐欺の手口で現金を引き出そうとしていたことが分かった。その場では引き出さないように対応したことから被害抑止につながり、加藤さんは「お客様とのコミュニケーションを大事にして、今後も被害を防げたら」と話した。
今年10月末までに発生した特殊詐欺被害は、磯子区で28件、約4000万円(前年比24件減、約5200万円減)、金沢区で46件、約7200万円(前年比同、約450万円減)。依然として被害が続いていることから、両署では引き続き警戒を呼びかけている。
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