今年も1月2日・3日に開催される「第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」。関東学院大学(金沢区六浦東)の厚浦大地さん(社会学部4年)が、2年連続で関東学生連合チームに選出されている。「今年が最後のチャンス。何としても走りたい」と力強く語る。
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「昨年1年間は悔しさをもって取り組んできた」と話す厚浦さん。前回大会でも連合チームに選出されたが、10人の出走メンバーに入ることはできなかった。「本番で走る自信はあった。その時の悔しい気持ちを忘れず、この1年間努力してきた」。一時は体調が整わない時期もあったが、昨年5月の関東学生陸上競技対校選手権大会(インカレ)のハーフマラソンで6位入賞。駒澤大や青山学院大らの選手と上位を争ったことが、自信につながった。「地道にやっていけば結果が出ると示せたはず。入賞は大学としても久々で、監督たちも喜んでくれた」
10月の予選会は、1時間3分53秒の記録で64位でゴール。目標としたチーム15位、個人30位以内に届かなかったが、2年連続で連合チーム入りを果たした。
将来は世界へ
戸塚区出身で小学6年から陸上競技を始めた厚浦さん。3000mで全国大会に出場した名瀬中学校在籍時から、漠然と箱根駅伝への憧れを抱いていた。大学卒業後は山形県の実業団チーム「NDソフトアスリートクラブ」で競技を続ける。「将来はフルマラソンで活躍して、2028年の五輪でメダルを狙いたい」。過去に五輪選手を育てた金田剛監督のもとで、ゆくゆくは世界の舞台も見据える。
希望は「9区」
最後の箱根駅伝を前に「できれば9区を走りたい」。9区はかつて暮らした戸塚区が含まれ、自身も小さい時に沿道から選手へ声援を送った区間だ。「自分が箱根を走ることが、後輩の目標になるはず」。前回の悔しさを力に変え、最後の箱根路へ挑む。
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