金沢区の2022年度「個性ある区づくり推進費」等の予算案が、このほど発表された。「訪れたい、住みたい、住み続けたいまち」を目指して取り組む自主企画事業費には昨年とほぼ同額の約9912万円を計上。現在開会中の横浜市会で審議され、3月23日に議決される。
自主企画事業の予算案編成にあたり金沢区は5つの柱(項目と予算額は左上表)を掲げた。未来を見据えた上で地域や企業、大学などとの協働のまちづくりを進め、地域課題の改善や区の魅力アップ、人とのつながり醸成を目指す。
「安心して暮らせるまちづくり」では、「金沢防災"えん"づくり事業」を重点と位置付ける。区に約170ある町の防災組織(自治会町内会など)を対象にした補助制度を新設し、資器材購入や研修会実施などを後押し。また、地域の防災力向上を目指し、中学生への防災教育も推進するとしている。「セーフティタウンかなざわ推進事業」では、スクールゾーンの路面表示の補修・設置の充実を図る。
「金沢の未来を創る!」では、「金沢の『自然資産』ふれあい事業」が新規事業に。区への愛着を醸成するため、小学生を対象に地域の魅力の一つである海にふれあう体験会などを実施。そのほか、「金沢区観光振興事業」や「地域の魅力発見・発信協働事業」で、地域の歴史資産や観光資源などを生かした観光振興を進めるほか、SNSなどで区民視点の情報発信などにも力をいれていく。
「すくすく育て!かなざわっこ」では、今年度に作成した「第4期金沢区子育て支援の協働の指針」を踏まえ、「子育て応援事業」などで子どもたちの健やかな成長を見守りはぐくむまちづくりを一層進めていく。
「誰もが健康で生きがいを感じられる地域の実現!」では、今年度策定した地域福祉保健計画の取組を進め、誰もが安心して健やかに住み続けられる支え合いのまちづくりを目指す。
そのほか、文化観光局の予算案では、金沢区民文化センターの整備に向け、基本構想検討委員会の設置経費として300万円を計上。港湾局予算案では福浦の護岸復旧事業の仕上げとして、護岸上部に遊歩道を整備することを盛り込んだ。
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