タクシー会社「横浜無線グループ」(磯子区磯子)で6月6日、神奈川県警察本部による事故防止講習会が実施された。
今回は同グループが県警へ依頼し、危険予測トレーニング(KYT)と呼ばれる手法を取り入れた。参加者は一つずつ押しボタンを持ち、街中を運転する視点の映像を見ながら一人ひとりが危険だと思う箇所でボタンを押す仕組み。どんな状況で事故が起こるのか考えながら映像を見ることで、事故が起こりうる危険を事前に予測する力を養うことにつながるという。
講習は2回に分かれ、新人や女性など約40人のドライバーが参加。停車車両の追い抜きや交差点での巻き込みなど、事故が多いシチュエーションの映像を見つつ、どこに危険が潜んでいるか解説を受けた。
講師を務めた県警本部交通部の高橋孝太郎巡査部長は「他の車がブレーキを踏んでくれるとは限らない。だからこそ自分が早めにブレーキを踏むなど、防衛運転に努めてほしい」。参加者の一人は「何気ない場面にも危険が潜んでいることをより一層意識して運転したい」と話した。
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