横浜高校(金沢区能見台通)のアーチェリー部女子が6月5日、埼玉県で行われた関東高校アーチェリー選手権大会の団体で初優勝した。決勝戦では前回優勝を阻まれた相手に勝利し、雪辱を果たして頂点に立った。
男子は過去に5回の全国大会優勝を誇る同部。2年前に共学となって女子部員も加わり、現在は総勢35人が所属する。
女子団体は4月下旬に行われた県予選で2位となり、昨年に続き関東大会出場権を獲得。高橋梨杏さん(3年)、谷本夏子さん(同)、寺川咲さん(同)、關野嘩奈子さん(2年)の4人で大会に臨んだ。
関東大会には各地の予選を勝ち抜いた13校が参加。同校は13校で行う予選で1位となり、トーナメントで決勝まで勝ち上がった。
決勝戦の相手は、昨年の関東大会決勝で敗れた千葉英和(千葉県)。昨年だけでなく、団体戦の前日に行われた個人戦では、高橋さんが千葉英和の選手に敗れて準優勝。高橋さんは「昨年や個人戦のリベンジだと思っていた」と話し、雪辱を果たそうと強い気持ちで相手に挑んだという。その結果、高橋さんをはじめ全員が集中力を切らさずに力を出し切り、優勝をつかんだ。高橋さんは「やっと結果が残せてうれしかった」と心境を明かす。
次は全国優勝へ
アーチェリーは高校から始める学生が多く、今回の関東出場メンバーのうち、3年生3人も高校に入ってから競技を始めた。コロナ下で練習できない期間もあったが、校内のアーチェリー場で練習に励み、徐々に力をつけてきた。指導する顧問の池田幸一教諭は「メンタルが大きく影響するスポーツ。技術はついてきていたので、やっと力が出せたのでは」と話す。
今年はインターハイ県予選も制し、8月の全国大会への切符も手にしている。全国には3年生のメンバーで臨む予定。女子部長の谷本さんは「3年生だけでの全国大会は最初で最後。団体で優勝を目指したい」と意気込んでいる。
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