金沢区を流れる「侍従川」に親しんでもらおうと、地元有志らが「侍従川讃歌」という歌を制作した。歌はインターネット上で公開されているほか、5月17日に開かれた金沢区の民生委員・児童委員の集まりで初披露。制作者たちは「歌を通じて郷土の歴史や自然に関心を持ってもらいたい」と話す。
侍従川は金沢区の朝比奈峠を水源とし、区内大道、六浦を通って平潟湾まで流れる全長約2Kmの二級河川。近年は「ふるさと侍従川に親しむ会」による清掃活動などが地域で展開され、子どもたちが生き物と触れ合う場にもなっている。
楽曲制作のきっかけは、曲名と同じタイトルの詩だった。詩は制作プロジェクトの中心を担った大道在住の廣瀬隆夫さんの父である故・一雄さんの作品。朝比奈や大道といった地名が盛り込まれ、かつての川沿いの風景を思わせるような内容だ。
廣瀬さんが自宅を整理していた時にたままた詩を見つけ、廣瀬さんの高校時代の先輩だった高橋揚一さんに作曲、同じく同窓生で六浦在住の高橋克己さんへプロデュースを依頼。メロディーと元の詩を調整しながら、5番まであった詩を短くまとめた。音源ではピアノの伴奏に合わせて金沢区ゆかりのソプラノ歌手・松永知史さんが歌を担当し、有志の力を合わせて昨年8月ごろに讃歌が完成した。
世代問わず「歌って」
完成後にはインターネット上で楽曲を公開したほか、川沿いの小中学校などにCDを配布。世代を問わず、多くの人に歌ってもらおうと廣瀬さんたちは少しずつ周知活動を行っている。
また、讃歌は5月17日に金沢公会堂で開かれた金沢区民生委員児童委員協議会の全員協議会のプログラムの一環として、初めて人前で披露された。廣瀬さんは「いずれは子どもたちが、地域の合唱コンクールなどで歌ってくれるようになったらうれしい」と話す。楽曲はYouTubeでも聞くことができる。
![]() 楽曲を紹介するHPの二次元コード
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![]() 民生委員・児童委員らに歌を披露した松永さん(右)
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