磯子区役所は10月から始まるプラスチックごみの新しい出し方を周知しようと、区民参加型の企画を実施している。周囲の人に新たな出し方を説明し、参加用紙にサインを集めて区役所窓口に持参するとプレゼントを進呈。世代を問わず「口コミ」で周知を図ろうと参加用紙を配布している。
9区で先行
横浜市では今年10月から、プラスチックの焼却に伴い発生する温室効果ガスの削減を目的に、プラスチックごみの出し方を変更する。今まではプラマークがついたものを「プラスチック製容器包装」として分別し、文房具やおもちゃなどプラスチックのみでできた製品は「燃やすごみ」としていた。しかし、10月以降はプラスチックのみでできた製品(50cm未満)は、プラマークのついた製品と同じ袋で捨てることができる。
まずは今年10月から、磯子区や金沢区を含む市内9区で先行して実施。その後、来年4月から残りの9区でも同様の出し方となり、全市で変更となる。
「口コミ」に期待
10月からの変更を前に磯子区では、新たな出し方を多くの人に広めようと「プラごみ口コミ大作戦」と題した企画を考案した。新たな出し方を5人に伝え、参加用紙にサインを5つ集めて区役所6階の地域振興課窓口に持参するとプレゼントが進呈される。プレゼントは数量限定で、磯子区のマスコットキャラクター「いそっぴ」や市資源循環局マスコット「イーオ」が描かれたマグカップやマイボトルなどを用意。区役所担当者によると、すでに子どもから大人まで用紙を手に窓口を訪れているという。
実施期間は9月30日(月)まで。区役所担当者は「子どもたちも気軽に参加して、家族や友人をはじめ、身近な人たちに伝えてほしい」と話す。
参加用紙は夏休み前に区内の小中学校に配布したほか、区役所や図書館、区内の地区センター、地域ケアプラザなどで配架している。問い合わせは磯子区地域振興課資源化推進担当【電話】045・750・2397。
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