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「丈夫な血管」目指し冬に備える
猛暑からの疲れが取れないまま、体が気温の変化に対応できず、疲労感などの体調不良を訴える「寒暖差疲労」と思われる人が例年より多いと感じます。日々の天気と相談して、着るものや布団などで体温の調整をする手助けが必要です。
朝晩の冷え込みや気温差により、自律神経のバランスも崩れ、寒暖差は血圧にも影響します。体の臓器や組織に必要な血液を行き渡らせるために、自律神経は血圧や心拍数を調整しているはずです。「血圧の日内変動」と言われ、睡眠中の血圧は低く、起床と共に上昇していきます。日中の活動時間の血圧は高く、活動量が低下する夕方から夜にかけて再び低下していくのが基本です。寒い日の朝は当然、血圧は上がりやすくなります。
中医学では上がった血圧を下げる事よりも、日々の血圧の変動に耐えられる、弾力のある”丈夫な血管”にすることが大切と考えます。そのためには、老化予防の「ほじん(補腎)とかっけつ(活血)」の考え方が重要で、特に高齢の方は、体の潤いを補う「こぎくじおうがん(杞菊地黄丸)」などのほじんやく(補腎薬)と、微小循環も改善して全身の「おけつ(瘀血)」を改善する「かんげんかりゅう(冠元顆粒)」などのかっけつかおやく(活血化瘀薬)を合わせて、動脈硬化の予防に役立てる事が出来ます。瘀血のタイプも色々ありますので個別にご相談下さい。
福祉いそご12月5日 |
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