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医療廃材からエコカップ関東学大ら共同で開発

社会

掲載号:2018年4月12日号

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開発したエコ製品と佐野教授
開発したエコ製品と佐野教授

 関東学院大学(金沢区福浦)は、国立国際医療研究センター病院(東京都)、ユニオン産業(川崎市)と共同で、病院の医療廃棄材をリサイクルして、エコカップなどを開発した。

 商品開発のきっかけは、同大人間共生学部でリサイクル工学や環境政策論を研究する佐野慶一郎教授が、つくばの産業技術総合研究所の知人に相談を受けたこと。日本の病院から排出される医療廃材がほとんどリサイクルされていない現状を聞き、アイデアを練り始めた。「使用した医療用のポリ袋は、非常に丈夫で高品質。実用化をにらみ、なるべくコストがかからず簡単にできる方法を模索した」と佐野教授は話す。

 製品開発に際して、同大理工学部の香西博明教授と武田克彦准教授の研究室も参加。同病院で回収された医療用のポリ袋に、大学で回収されたペットボトルのキャップ、国内で伐採された抗菌性のある竹を粉砕混合させ、強度や色、衛生面に配慮した製品を完成させた。製造はユニオン産業が担当した。

 このほど第一弾として、電子レンジでも使えるエコカップとエコ箸(各500円・税込)が完成した。3月下旬から、同大の購買部で販売している。佐野教授は、「値段やPR方法など課題はまだあるので、改善していきたい。第2弾として、横浜らしく碇をモチーフにしたポールハンガー=写真=も試作中です」と話した。

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