金沢区鳥浜町にあるシンオー株式会社は7月23日・24日に、養護学校に通う生徒を対象とした職業体験会を実施した。同社はこうした体験会を、学校の長期休暇を利用して年3回、実施しており、今回で5回目。各日、約30人の生徒が参加し、海外に輸出する商品のラベル貼りなどを体験した。
また、同社の宮城泰雄代表と保護者の座談会も行われた。宮城代表は企業の立場から、障害者の就労の現状や就職に必要とされることなどを率直に述べた。座談会に参加した保護者からは「学校では得られない企業の本音が聞けた」「一日中、集中して仕事をする子どもの姿をみるのは初めて。話も非常に役に立った」などの感想がきかれた。
同社では常に約50人の障害者が働くほか、県内の約70の障害者施設に仕事を発注している。宮城代表は「障害があっても得意分野の仕事は、きちんとできる。最大限に生かすことができれば戦力になる」と話した。
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