オヤジの作ったスイーツいかが--?磯子区の根岸地域ケアプラザで開講中の男性だけの菓子作り講座「根岸パティシエ倶楽部」が来春の自主グループ化を目指して活動中だ。今月はカボチャのタルトとプリンを講師の指導を受けながら手際良く完成させた。「初めは何のことかと思った『ツノが立つ』などの用語も、今では常識だよ」と話す参加者の表情には笑顔と自信が溢れている。
連続参加で上達
月1回、旬の食材を使って菓子を作る同講座が開講したのは昨年4月。菓子どころか料理の経験もない男性ばかりが集まった。最高齢は86歳。「職員から誘われて」「趣味を持ちたかった」など参加動機はさまざまだ。中には「妻が1年間海外に行くことになり、自分で料理をする必要に迫られて」という人も。1回だけの参加も可能だが、ほとんどが現在まで連続して参加し、腕を上げている。
これまで作ったのは、柏餅や杏仁豆腐、アップルパイなど和洋中バラエティ豊か。完成後はその場で味わい、残りは持ち帰るが、施設内で販売して好評を得たものもある。ある参加者は「自分で作ったスイーツを息子が営む飲食店で裏メニューとして提供することもある」とニヤリ。講師を務める料理家の須賀祐子さんは「手を抜いて良いところとダメなところを教えている。妥協はなく、プロ顔負けの味」と話す。
今月作ったタルトとプリンはカボチャを蒸かす過程から始め、無事に完成。試食では「しっかりした味。コクがあって美味しい」と声が上がった。
活動は毎月第2木曜日の午後1時から4時。11月はスイートポテトとマロンムースを作る予定。参加費は1回200円。
申し込み・詳細は同ケアプラザ【電話】045・751・4801へ。
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