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横浜環境活動賞 地元2社が実践賞 廃棄物削減や環境教育で

社会

公開:2019年4月4日

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青みかんを摘果した奥井さん(右)
青みかんを摘果した奥井さん(右)

 第26回横浜環境活動賞の受賞者がこのほど発表され、企業の部の実践賞に金沢区のアマンダリ―ナ合同会社と磯子区の横浜緑地株式会社が選ばれた。表彰式は6月13日に開催される予定。

 横浜環境活動賞は地域で様々な環境活動を積極的に行っている団体・企業・学校を横浜市が表彰する制度。今回は市民の部で5団体、企業の部で4社、児童・生徒・学生の部で3団体の全12者が受賞した。

みかんの可能性広げる

 アマンダリーナ合同会社は、2016年から金沢区の柴ファームで青みかんの摘果を実施。それまで廃棄されていた青みかんを使いドレッシングの商品化に取り組み、廃棄物の削減に貢献した。

 また、17年からは横浜リユースびんプロジェクトに参画。みかんジュースを横浜市内の飲食店など17店に卸し、地域で循環する仕組みを作る。代表社員の奥井奈都美さんは、「びんのリユースは手間もあるがCO2を削減できる。理念に賛同する人を増やしブームにすることで、定着を目指す」と力を込める。

 さらに海辺に打ち上げられゴミとして廃棄される海藻の肥料化も企画する。「『横浜の海藻肥料で育った』ことがブランドになれば」と話した。

「はち育」で環境教育

 横浜緑地は造園工事などの業務の中で、様々な環境活動を展開。環境に配慮した製品の導入、リサイクル堆肥の活用や販売を行っている。

 2018年からは中区の大通り公園でフラワーマルシェを開催。家庭や店舗で不要になった鉢や植物などをリサイクル販売し、花と緑の輪を広げる。また、不用品の鉢を使った鉢ペイントや寄せ植え体験などのワークショップも実施する。

 さらに、新杉田公園で行う養蜂をテーマに昨年から環境教育プログラム「はち育」を開始。梅林小学校での出張授業で巣箱の観察や採蜜体験、みつろうを使ったクラフトなどを行っている。

フラワーマルシェの鉢ペイント
フラワーマルシェの鉢ペイント

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