新元号の祝賀ムードにあやかろうと、全国各地でさまざまな新商品が発売されるなど「令和商戦」が盛り上がりをみせている。金沢区・磯子区内の企業や店舗の取り組みを取材した。
昨年10月にオープンした羽生明さん(44)と松尾理恵さん(42)が共同代表の焼きたてパン屋「磯子物語」は「令和パン」を販売。クリームパンにベルギーチョコで「令和」と書いた。平成と昭和の文字が書かれたバージョンも。松尾さんは「お客様には各時代の思い出を振り返ってもらえばとの思いを込めた」と話す。4月2日の販売以来、記念に購入する人が多いという。
プララ杉田の花店「花だより」は、令和のアレンジ花を4月24日から店内に飾る。縦36cm、横40cmの大きさで文字は赤いミニバラで表現。周りにはスプレーマム(菊)を飾り文字を浮き立たせた。約1カ月構想を練ったという同店の佐藤裕美(54)さんは「赤いバラなので、新時代も明るくなってほしい」と話した。記念に写真を撮ることもでき、希望者には受注生産で注文を受け付ける。
金沢区能見台にある金沢地域活動ホーム「りんごの森」が作ったのは「令和マフィン」。考案した大川進(56)さんは、「最初の試作は黒のチョコを塗ったが、おめでたいことなのでピンクのイチゴチョコを上部に。中にカスタードクリームが入っています」と話す。ホームの利用者と一緒に手作りする。今日5月1日のみの限定で、1個150円(税込)で午前11時から販売する。
1年の途中からの変更する元号にあわせ、「令和元年」の文字シールを受注販売しているのが、金沢区幸浦の(株)カレンズ。だが元号関係の取引は、まだ取引先企業から数件の名入れカレンダーのみ。担当者は「それでも平成に変わった時になかったお祝いムードがいいですね」と話した。
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