磯子消防署(坂野満署長)で2月7日、2つの自治会とグループホームによる災害時消防応援協定の締結式が行われた。
今回、協定を結んだのは、岡村東部自治会(萩原亮吉会長・約1130世帯)、滝頭岩瀬自治会(武藤英司会長・約270世帯)と、社会福祉法人秀峰会が広地町で運営している認知症高齢者グループホーム併設デイサービス・銀らんの丘(横内敏和施設長)。会場には、3団体の代表者のほか、立会人として坂野署長も同席した。
式典でははじめに、読み上げによる協定書の内容確認が行われた。その後、萩原、武藤両会長と横内施設長、坂野署長の4人が、4通の協定書にそれぞれ署名捺印し、協定を締結した。
協定では、地震や火災などの災害が発生した場合、相互に初期消火や避難誘導の補助などを行うことが定められている。今回の締結により、災害時の被害軽減をめざす内容となっている。
萩原会長は「銀らんの丘は自治会の会員でもある。今回の協定を機に、今後ともさらなる協力をしていきたい」、武藤会長は「自治会でも高齢化が進んでいる。今後、施設に勤める若い職員の方々が地域の防災訓練に参加してもらえるようになり、頼もしく思っている。これからも関係を深めていきたい」と、それぞれあいさつした。
これに対して横内施設長は「今後は両自治会と協力しながら、災害時や訓練以外の面でも連携していきたい」と応じた。また、坂野署長は「平時から相互に協力し合える関係づくりをお願いしたい」と語った。
横浜市と同署では、認知症高齢者グループホームと地域との緊急時応援体制づくりを推進しており、今回の締結は4例目。同署では「今後も、協定締結に向け、仲介を進める」と話した。
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