東日本大震災で被災した人々を受け入れるための一時避難施設として、横浜市は3月19日から、滝頭3丁目のたきがしら会館の提供を開始した。
受け入れ開始初日には、開場と同時に約20人の被災者が来館。会場に駆けつけた滝頭地区の民生委員たちが、被災者たちからの質問に答えたり、地域の店舗情報などをまとめた地図を手渡すなど、避難生活がスムーズに始められるよう対応していた。
さらに会場では、「なにかお手伝いできることはありませんか」と、担当者に質問する近隣住民の姿が何度も見受けられたほか、夕方には近所の人たちが温かいモツ煮込みを差し入れるなど、地域一体で支援が行われた。
地元銭湯も協力
会館設備がシャワーだけという状況を受け、市公衆浴場協同組合磯子支部(林昌邦支部長)は、支援を決定。被災者が会館周辺の6浴場を利用する際、大人通常450円の入浴料金を100円、小学生以下は無料で対応している。林支部長は「会員一同、少しでもお役に立てればという思いで取り組んでいる」と話した。
駅前で募金活動
磯子区を中心に活動するボーイスカウト横浜第94団(池田曠団長)は3月20日、募金活動を行った。
当日参加したのは団員や保護者など約50人。参加者たちは2班に分かれ、磯子駅と新杉田駅で募金を呼びかけた。
今回集まった金額は30万5000円。団では25日に(財)神奈川新聞厚生文化事業団を訪れ、集まった募金を手渡した。
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