大規模な商業エリアや象徴的なランドマークが少なく、区の特徴が内外に伝わりづらいといわれる磯子区。区はその状況を打開しようと今年度、「磯子の逸品」の認定を行う。認定商品のPRを通じて、区の魅力発信や商業振興を図るのがねらい。
今回、実施される「逸品」は、磯子区内に店を構える商店や料理店が販売している菓子や料理、飲み物などが対象。また、区内で生産販売される野菜や醤油などの加工食品も対象となる。
この事業は、坂本連区長が今年度の重点施策に掲げている区魅力アップ推進の一環。昨年、区長が自治会町内会の会長などと話した際、「区の土産には何があるのか」という話題になったことから、今回の企画がスタートしたという。
B―1グランプリなど、近年、ご当地グルメでの町おこしが注目されている。区では同様に、認定品のPRを通じて、内外への区の魅力発信や商業の活性化をめざす。
担当課は、「認定品の認知度が高まることで、地域住民が磯子への愛着やふるさと意識をより強く持ってもらうきっかけにもなるのでは」と話す。
逸品の評価は、中学生以上で区内在住在学在勤者を対象に同時募集している、10人程度の評価モニターが行う。
モニターに選ばれた人たちは、7月から8月にかけて、素性を明かさずにエントリーされた店や販売所5ヵ所程度を訪問。対象品を実際に食べて採点する。最終的に、全員の評点や区役所内での審査を踏まえ、逸品が決められる。認定は1点だけではなく、数点になる見込み。
結果は、9月25日に開催される磯子まつりオープニングイベントで発表。認定品はその後、区内外で行われるイベントや物産展に出品されるほか、区役所が作成する「磯子の逸品」カタログなどに掲載される。
応募方法など詳細は、区区政推進課【電話】045・750・2332まで。
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