西町の国道16号線沿いに、自立や生活、就労などで困難を抱える若者たちを支援する拠点「にこまる24h・カフェ」相談室が完成し、7月8日、開所式典が行われた。
この施設は、行政的な縦割り支援ではなく、様々な困難を抱える若者に対して個人一人ひとりの状況に応じた総合的な支援を行う、内閣府のモデル事業「パーソナルサポートサービス」の委託事業として設置された。運営は、グループで大船の湘南・横浜若者サポートステーションや、根岸のよこはま南部ユースプラザなどを運営している法人、(株)K2インターナショナルジャパンが担当。同サポートステーションの分室という位置づけになっており、周辺の関連施設と連携しながら24時間、相談に対応できる体制をとる。
当日、式典には、横浜市の職員や若者支援活動の関係者などが出席。主催者を代表して挨拶に立った同法人の岩本真実・統括コーディネーターは「誰でもいつでも来てもらえるよう、仕切りを極力少なくし、カフェスタイルにこだわった。お茶をしながら、気軽に相談や情報交換のできる場所にしていきたい」と話した。また、市こども青少年局の川名一行・青少年部長は「平成18年に新しい局ができ、市の総合的な若者自立支援がスタートしてから5年。他の都市には真似できないほどのスピードで、支援体制づくりを行ってきた。しかし、今でも苦しんでいる若者はまだまだいる。彼らに夢を捨てさせないための支援が大切と考えている。この施設の開所が、より高度な支援に向けての幕開けになっていく」と、祝辞を述べた。
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