ヨコハマトリエンナーレ2011 委員会視察報告
8月10日に、市民・文化観光・消防委員会でヨコハマトリエンナーレを視察してまいりました。
現代美術の国際的な祭典として3年に一度、横浜市で開かれるトリエンナーレは2001年の第1回展から数えて今年で4回目の開催となり、こうした国際展は、ミラノや広州、神戸といった世界各都市でも開催されています。
期間は、8/6〜11/6までの3ヵ月間で、視察当日は子供たちの夏休み期間とも重なり、多くの親子連れや外国人観光客で賑わっていました。
メイン会場である横浜美術館を中心として、国内外78名の現代アーティストの作品など250点以上を展示、その周辺地域では期間中に様々なイベントも開催されています。このほか、市内を巡る「まち歩きツアー」も数多く企画されるなど、市内の回遊性を高めたことが今回の特徴としてあげられますが、「おもてなしの心」で来場者を迎える市民ボランティアの皆さんの活躍や、企業・店舗などの支援も忘れてはいけません。こうしたオール横浜での取り組みは、訪れた方々が特定の会場に留まることなく、市内の各所に足を運ぶきっかけを醸成し、横浜の観光振興、おいては経済効果に波及するものと大いに期待をしています。
美術館の前庭では、高さ2メートルほどの立体作品が12体(12ヵ月分)設置され、それぞれ異なる表情をみせています(写真・左)。館内には、市内に住む子供の部屋(遠隔地)の照明スイッチと展示作品が連動して灯りが消灯する仕掛けや、工事現場の足場を利用したパイプオルガン、鳥かごに人の顔が閉じ込められている作品他が展示され、海岸通りにある会場では、市内から伐採してきた樹木が1〜3階のフロアを突き抜けている作品や、横倒しになった森、来場者がそのまま作品になる仕掛け、様々な映画から時間を示す場面だけを切り取って24時間につなぎ合わせたビデオ上映など飽きることなく見て回ることができます。
3年に一度開催されるトリエンナーレに足を運び、連携するプログラムやイベントに参加して、横浜の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
関勝則 政務調査事務所
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