プララ杉田専門店会(佐藤祐治会長)が、被災地である宮城県気仙沼市の商店街再開を支援しようと、飲食店で使用できる食器を募集。1日だけでダンボール約400個分が集まり9月7日、現地に向けて発送が行われた。
気仙沼では、津波で店を流された商店などが、復興商店街を組織。仮設の集合店舗建設を進めており、11月中の営業再開という日程がほぼ確定した。
それを受け、復興商店街と交流のあるプララ杉田専門店会では、現地の飲食店で使用してもらおうと食器の募集を企画。8月中旬にチラシを作成し、館内への掲示や周辺への新聞折込、ブログなどで周知を行った。
食器の受付は9月4日に実施。朝、担当者が会場に向かうと、すでにダンボールが置いてあったという。受付開始後も、家との間を何回も往復して食器を運ぶ近隣のお年寄りや、鶴見や川崎、横須賀から寄付に来る人など、訪問者は後を絶たず、わずか7時間でダンボール約400個分の食器が集まった。
佐藤会長は「こんなに集まるとは思っていなかった。ただ感謝の一言に尽きる」と感想を述べていた。また、今回の事業を担当した役員の高岡敏哉さんは「何か被災地の役に立ちたいという気持ちで、運んできてくれる方がたくさんいた。その思いも一緒に、気仙沼に送りたい」と話した。
商店街同士で交流
被災地に食器を送ったプララ杉田専門店会は、京急杉田駅の駅ビルに入居している商店や医院などで組織されている。
同会は震災後の今年6月に佐藤会長ら役員が気仙沼を訪れて以降、現地の商店街と交流を続けている。7月には夏服の寄付を募り、集まった約40箱分を、現地に送っている。
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