3年前から区民主体の複合型へとリニューアルし、11月27日までの約2ヵ月間にわたって開催される区内最大イベント「磯子まつり」月間。開幕日となる9月25日(日)には、区総合庁舎周辺と磯子土木事務所に磯子センターを加えた3ヵ所を会場に、オープニングイベントが行われる。
今年は3月に東日本大震災が発生し、国内の各種イベントが軒並み中止となった。主催する磯子まつり振興委員会(鈴木伊三雄委員長)でも、まつり開催の是非などを議論。話し合いの結果、震災チャリティーイベントとして実施されることが決まったという。テーマは”磯子は磯子で盛り上げよう!”。このテーマについて、担当の区地域振興課では「地域を自分たちの力で盛り上げ、その区民パワーを被災地に届けようということ」と説明する。
宮城・塩竈市と連携
被災地支援をコンセプトに据えた今年のまつり。現在、横浜市の人事交流制度により宮城県塩竈市から派遣されている職員が、磯子区役所に配属されていることから、オープニングイベントでは塩竈市と連携した催しが、複数実施される。
区総合庁舎前の駐車場広場では、「塩竈元気はっしん広場」と題した物産展を開催。現地の物産協会の人たちが、マグロや地酒など名産を運び込み、販売する。
区民ホールでは、100円以上の募金で1回くじを引くことができ、さまざまないそっぴグッズが当たる「いそっぴ募金」を実施。また、区民ホールと土木事務所の2ヵ所では、1口200円の募金で日清オイリオの食用油1本が貰える募金活動が行われ、集まったお金は塩竈市に義援金として届けられる。
「磯子の逸品」発表
開幕式典(磯子公会堂・午前10時から)では、恒例の東芝吹奏楽団による記念演奏に加え、今年は5月から募集を行っていた「磯子の逸品」の審査結果も発表。逸品に認定された食品の一部はその後、磯子センター体育館で午前11時30分から行われる「うまいものフェア」で実際に食することができる。
そのほかにも、区の木である梅を使った種飛ばし大会(磯子センター体育館・正午から)、思い出の横浜市電展(図書館)、消防車やショベルカーなどに試乗できる「はたらくくるま大集合」(土木事務所・午前10時から午後3時)など、磯子の魅力を観て、聞いて、感じることのできる1日となっている。
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