磯子区はこのほど、磯子センターの外壁パネルと建物を結合する梁の一部に、アスベストが吹き付け材として使用されていたと発表した。使用箇所は建物の外側のため、施設内部への影響はないという。
今回、アスベストの使用が判明したのは、建物本体と外壁パネルをつなぐ梁部分の一部で、広さは合計約41・35平方メートル。磯子センターでは2011年11月から2012年3月までの予定で外壁パネルの交換工事が行われており、昨年12月半ばに工事用の仮設足場を固定しようと外壁に穴を開けたところ、工事業者がアスベストらしき吹き付け材を発見。検体を専門機関に送って分析したところ、アスベストの一種であるアモサイト(茶石綿)であることが判明した。
すでに外壁に開けた穴は埋められ、さらに専門業者によって養生用のシートで保護されている。アスベスト発見後もセンターは通常通りに運営されているが、区では「発見したアスベストは躯体の外側にあるため、施設内部への影響はない。また、再度密封措置を講じてあるので、周囲への影響もない」と話している。
撤去は2月半ば見込み
実際にアスベスト撤去作業を行うには、さらに何重かの養生と作業場内の気圧を外よりも低くする減圧処置などが必要となる。現在、工事を管理する横浜市建築保全公社やアスベスト除去専門業者などとの間で、撤去方法などについて話し合いが行われている。区では今後の見通しについて、「現時点ではまだ不確定な部分も多いが、2月半ばには除去できるのでは。外壁工事の完了は未定」と話した。
磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|