「ゆず」の木復活 岡村の有志がイセザキに
人気フォークデュオ「ゆず」がかつて路上ライブを行い、今も全国からファンが訪れるイセザキに、彼らの出身地岡村の有志がゆずとかぼすの木を設置した。
2本の木が置かれたのは、旧横浜松坂屋跡に建てられた商業施設「カトレヤプラザ伊勢佐木」屋上。きっかけは、4年前まで遡る。
当時の松坂屋では、屋上の「ゆず」壁画の前でファンがメッセージを短冊に書き込めるようにと、ゆずの木を2本設置。本人たちも書き込みに訪れるなど、約1カ月で1千枚以上の短冊が飾られた。ゆずファンを地元で歓迎しようと結成された住民有志団体「かぼすの会」の誘致により、壁画は岡村天満宮に移設されたが、ゆずの木は閉店時に撤去。その後、会の「あのゆずの木を復活させたい」という想いがカトレヤプラザ担当者の耳に届き、設置が実現。今回はゆずの木のほか会の名前にちなみ、かぼすの木も一緒に並べられた。
かぼすの会の会長で「岡村虎次郎」の名前で活動する平野正さんは「松坂屋のあった場所に置いてもらえるとは思わなかった」と喜びもひとしお。一方、カトレヤプラザでは「ファンの方をはじめ、地域の交流拠点になれば」と話した。
|
|
|
|
|