7つの自治会町内会と1商店街が協力し、防災対策をはじめとした地域独自のまちづくりルールの策定に取り組んできた滝頭・磯子まちづくり協議会(内藤吉夫会長)。3月には市の「地域まちづくり推進条例」に基づくルールとして市長から認定を受けている。
それを踏まえ、協議会が策定作業を進めていたガイドブック「滝頭・磯子 住まい方・暮らし方ブック」がこのほど完成し、家庭への配布が始まった。
このガイドブックは、A4サイズカラー刷りで、全21ページ。表紙には、滝頭磯子地区を中心にした航空写真が使われており、該当地域が分かるよう、他地域と色分けされている。
中身は、寺院や広場、商店街といった地域資源の紹介や終戦直後と現在の航空写真による地区状況の比較のほか、「低層中心のまちの暮らしを大切にする」「隣近所との関係を考えて住まいをつくる」「地域の暮らしの歴史を受け継ぎ、次世代を育てる」など、まちづくりに関する10の基本理念がまとめられている。
また、建築確認申請時に協議会との事前協議が必要となっていることや、角地における隅切りの実施、敷地分割の際の最低面積など、ルールで定められている13条の規定についても、具体例を挙げながら詳細に記述されている。
発行部数は約2600部。自治会に加入しているおよそ2200世帯には、各役員を通じて配布される。一方、未加入世帯には、各地域の屋外掲示板などを通じて、周知を図る。
内藤会長は「保存版として長く使ってもらえるよう、内容だけでなく紙質などにもこだわった。配布を通じて、お互いが安心して暮らせるまちづくりをさらに進めていきたい」と話した。
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