現在、磯子駅構内のエスカレーターとエレベーターに通じる通路沿いに、サツマイモのツルを利用した森東小学校児童手作りのクリスマスリー約70個が飾られており、駅を利用する乗客の目を楽しませている。
これは、森東小学校区青少年育成協議会(内堀喜美江会長)が行っているもの。協議会は、地域の自治会町内会をはじめ、学校やPTA、民生児童委員、青少年指導員、子供会などで構成される組織で、地域の子どもたちの健全育成を目的に活動している。
協議会では2008年から、小学校の校庭脇にある約120平方メートルの空きスペースを、サツマイモなどを育てる畑として利用。子どもたちたが地域の大人たちと一緒になって、土に触れたり、苗づくりから収穫までを体験できる機会づくりに取り組んでいる。その一環として、収穫後のサツマイモのツルを乾燥させてリース状にし、そこに子どもたちがクリスマスの飾りつけを行う企画も行ってきた。
その後、せっかく作ったリースを近くの駅に飾り付けられないかと、協議会メンバーで同校PTA会長の市川智志さんたちがJR磯子駅に相談。2年前から駅構内通路に飾りつけられるようになった。
今年は、11月30日にPTA役員たちが設置。翌12月1日から、クリスマス当日の25日まで、駅通路に飾られている。
磯子駅の中村博信駅長は「今年で3年目となりますが、毎年社員だけでなく、お客さまも楽しみにしています」と話す。
地域見守りにも効果
畑づくりからリース作りまで1年を通じた活動を通じて、地域の大人たちと子どもたちが顔なじみとなり、結果として地区内の見守り活動にも役立っているいるという。内堀会長は「1年間、学校や地域、子育て支援団体などが一体にならないとできない取り組み。これからも大切に続けていきたい」と語った。
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