宮本土木(株)=田中=の宮本春一代表取締役や其田和之常務取締役など3人が3月21日磯子区役所を訪れ、坂本連区長に交通安全教室用信号機など約100万円相当を寄附した。
同社が区に贈ったのは、交通安全教室などで使用される移動式のLED信号機1セットと、車などとの衝突再現場面に使われるダミー人形一式。宮本代表取締役から目録を受け取った坂本区長は「感謝申し上げたい。区内の交通安全向上のために、使わせていただく」とお礼を述べた。
「地元への恩返しを」
今回の寄附は、同社の設立50周年記念事業の一環として行われた。区長との懇談の中で宮本代表取締役は「地元企業として、地域の方たちへの感謝の気持ちを何か形として恩返しできればと、寄附させていただいた」と理由を説明。さらに、地域の事故危険個所の情報提供を呼びかける回覧が自宅に届き、それについて妻と話し合ったエピソードを披露し、「本来、地元企業を含めた地域の大人全体で、子どもたちの交通安全を守っていかないといけない」と思いを語った。
区によると、このような形で寄附が行われるのは今回が初。区内では、区と磯子交通安全協会、磯子警察署が合同で、全16小学校での低学年向け交通安全教室を実施しており、毎年およそ3千人の児童が受講している。製品はそれぞれ受注生産制のため、納品されるのは4月中旬。新年度の交通安全教室から使用される予定になっている。
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