いじめについて子どもたち自身に議論してもらおうと、横浜市が今年度、全ての市立小中高校と特別支援学校を対象に初めて開催する「横浜子ども会議」。その第1段階となる、磯子区内の小中学校全23校代表者による区会議が6月12日、森東小学校で行われた。
会議は、子どもたち自身が校内で良好な人間関係を築き、快適に過ごすにはどうすべきか議論し、そこからいじめ防止を主体的に考えることが目的。市立の小中高・特別支援学校全512校が対象で、第1回は区単位の小中学校と、高校それぞれで、続く2回目は市内を4地区に分け、小学生から高校生までが一緒になって議論する。8月に実施される市全体会で、地区ごとに選出された約100人の児童生徒が集結し、最終議論を行う。
その第1段階となる今回の区会議には、全ての市立小中学校から代表者1人ずつが出席し、開催された。
子どもたちは中学校区ごとに1つのテーブルに座り、「一人ひとりを大切にできる学校にするために」や「お互いを理解し合える人間関係をつくるために」など、事前に設定されている4テーマの中から1つを選択。各テーブルで中学生が司会を務め、話し合いを行った。
議論の中では、参加者から「いじめをなくすには、見て見ぬふりをしないことが大切だと思う」という意見が出ると、ほかの子から「チクることは悪いことじゃないけれど、一人でやるのは怖いので、できればみんなでまとまって行動したほうがいい」といった反応が出るなど、活発な話し合いが繰り広げられた。
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