杉田駅で協力し命救う 磯子消防署から感謝状
杉田地区センターで6月12日、心肺停止状態の男性を適切な処置で救命したとして宮野一彦さん、都丸光之さん、中尾恵さんに磯子消防署の島村彰久署長から感謝状が贈呈された。
事態は4月18日の午前6時30分頃、京急杉田駅の上り線ホーム階段で発生。宮野さんは、後ろから倒れかかってきた60歳代の男性の意識がないことを確認し、心臓マッサージを実施。駅員の都丸さんが救急車の要請とAED(自動体外式除細動器)の操作を行い、心肺機能が再生した。中尾さんも、救急隊到着までの間交代で心臓マッサージを行った。
3人は、男性が社会復帰出来るまで回復したという連絡を受け「嬉しかった」と声を揃える。救命処置について「会社で講習を受けていたが、実際に行ったのは初めて」と都丸さん。宮野さんと中尾さんも「周りにいた方たちも交代で処置をしてくれた」と当時の状況を語り、「私たちだけの力ではない」と強調した。
会場には救命を受けた男性本人も訪れ、直接感謝の言葉を伝えていた。島村署長は「本人の命だけでなく、家族の思いも救ってくれたのではないか。本当にありがたい」と話した。
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