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磯子区版 公開:2013年8月22日 エリアトップへ

公立学校校舎 ”耐震性ない”が149棟 市「15年度までに対応」

社会

公開:2013年8月22日

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 文科省が8月7日に発表した2013年度の公立学校施設の耐震改修状況調査結果(4月1日現在)によると、横浜市の公立学校耐震化率は93・3%と、全国平均の88・9%より4・4ポイント高いことがわかった。一方、未確認も含め「耐震性がない」とされる校舎が149棟残っており、市は文科省の掲げる目標通り15年度の完了に向け耐震化を急ぐ。

 公立学校施設の耐震調査は、全国の公立学校(幼稚園、小中高、特別支援学校等)を対象に、02年から文科省が学校耐震化の推進を目的に行っているもの。これにともない、市でも対策強化を進めている。

 調査結果によると、市内の全公立学校512校で、耐震化が必要とされる1981年以前の校舎等は1298棟。そのうち、耐震性がある又は補強済みの棟数は1149で、耐震化率は93・3%。昨年より3・6ポイント増加した。

 一方、診断の未実施で確認されていない建物も含め、「耐震性がない」とされる校舎は149棟で、全国で7番目の多さだ。整備は学校ごとではなく、延床面積などの大規模な校舎から順に行っており、現在は中小規模以下を改修中。残る149棟の内訳は港南区の17棟が最も多く、戸塚区と港北区が15棟でこれに続く。

 残棟数について市教委教育施設課は、「全体の棟数の違いからくるもの」と説明。市の全棟数は、同じ政令市の川崎市と比べても約4倍あり、予算的な問題など、日本最大の「市」であることが早期の完了に待ったをかけている形だ。

 今年度、市が学校耐震化に計上した予算は約21億円。市教委は「進捗は予定どおりだが、震災以降、市民からの要望の声は増えた。できる限り早急に対応していきたい」と話す。

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