洋光台文化を創る会の新会長として、11月3日のにぎわいフェスタを主催する 福島 洋一さん 洋光台在住 70歳
”いい町” 多くの人に発信
○…約40年前、町の誕生とほぼ同時に作られた地域活動団体「洋光台文化を創る会」。11月3日に行われるにぎわいフェスタをはじめ、さまざまな取り組みを行う団体の会長に今期、就任した。「これまで偉大な先輩たちが引き継いできた会なので重責ですし、自分らしさを発揮できるか心配もある。だた、やってみたいのは、今まで地域の内側に発信してきたことを外にも発信して、多くの人に洋光台イコールいい町、行ってみたい町というイメージを持ってもらうことかな」。重圧を感じつつも、その視線は前へと向かう。
○…会の活動に参加するようになったのは、10年ほど前。還暦を機に出席した大学の同窓会で、文化を創る会の当時の会長と出会ったことがきっかけだった。「同じ洋光台に住んでいることが分かって、それから『手伝え』って言われるようになった」と苦笑い。しかし活動への参加を通じ、地域と文化を愛し、イベントを成功させるために全力を尽くす前会長の姿勢に強い感銘を受けたという。
○…男3人兄弟の長男。5歳から高校まで、北海道前田村(現・共和町)で過ごす。優等生だった少年は、中学では地域の弁論大会で活躍、高校では新聞部で論説を担当した。進学した東京工業大学では経営工学を専攻。大学院修了後、味の素に就職した。洋光台に移り住んだのは35年前。「朝6時に家を出て、帰宅は夜10時。あのころは地域のことは全く分からなかったね」と、肩をすくめる。一転、定年後すぐ、地元自治会の会長に就任。「基本的に断ることが下手なのかも」と自己分析する今では、地域団体のほか、共和町県人会や同窓会、仲間との交流会など、30近い集まりで役職を務めるようになった。
○…妻と2人暮らし。「忙しいことが趣味かな」といたずらっぽく笑う。座右の銘は「何事も気にしない」。構えず自然体で、さらなる地域の文化とイメージ向上に取り組む。
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