神奈川フィル 良い音楽追求、意気込む 次代常任指揮者川瀬賢太郎さん
神奈川フィルハーモニー管弦楽団の5代常任指揮者にこのほど、若手実力者の川瀬賢太郎さん(28)が就任することが決定した。それを受け11月1日には、川瀬さんによる記者会見が中区で行われた。
就任は2014年4月1日付で、任期3年。国内オーケストラでは最年少(就任時29歳)。川瀬さんは、日本の若手音楽家を代表する一人。東京音楽大学音楽学部音楽学科の作曲指揮専攻。在学中の06年10月には、東京国際音楽コンクール(指揮)で最高位に輝き、07年3月のデビューコンサートで神奈川フィルと大阪センチュリー交響楽団を指揮した。
07年の卒業後、ピアノおよび総譜読み(スコアリーディング)を島田玲子さん、指揮を広上淳一さんや汐澤安彦さんら一流音楽家に師事。東京交響楽団や日本フィルなど日本を代表する交響楽団に招かれている。11年4月より名古屋フィル交響楽団の指揮者にも就任している。
川瀬さんは、記者団から神奈川フィルの印象を聞かれ「温かいアットホームな雰囲気を持つ」と話し、また演奏に対する貪欲な姿勢を評価した。
常任指揮者に就任するにあたり「保守的にはなりたくない。フレキシブルな気持ちでチャレンジし、より良い音楽を追求していきたい」と意気込みを語った。
就任披露公演は来年4月18日、横浜みなとみらいホールで開かれる。
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