横浜市杉田地区センター(福島博館長)が開館20周年を迎え、11月3日、施設内で記念式典が開催された。会場には坂本連磯子区長をはじめ、多くの関係者が出席し、それぞれ思い出などを語った。
式典冒頭、福島館長は「この地区センターにとって、今日は成人式。多くの方に利用していただき、ありがとうございます」と、感謝を述べた。
その後、当時自治会会長の1人として市との設立交渉に携わり、現在は杉田地区センター委員会の委員長を務める、鈴木伊三雄さんがあいさつに立った。
鈴木委員長は「センターができるまで、杉田には多くの人が集まれる場所がなかった。32年前、最初に地域の代表者たちで市長に陳情を提出した際は、前向きな回答はなし。7年後の2回目の陳情でも受け入れてもらえず、3回目の要望でようやくセンター設置の回答がもらえた」と、設立に至る地域の人たちの奮闘ぶりを振り返った。そして「地域の先人たちに、心からお礼を申し上げる。そしてこれからも、多くの方に利用していただき、地域コミュニティの核となるよう努力していく」と決意を新たにした。
引き続き、坂本区長や杉田地区連合町内会の田中耕多会長、開館当初から利用しているサークルの代表者などが登壇。それぞれ施設での活動の思い出や、地域に対する想いなどを交えながら、祝辞を述べた。
また式典では、地元杉田出身の声楽家、川辺茜さんが出演し、横浜市歌など2曲を独唱した。川辺さんの美しい歌声に、出席者や来場者たちもしばし、耳を傾けていた。
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