大雪で区内銀世界に 積雪は膝の高さまで
南海上を急速に発達しながら進んだ低気圧の影響で、首都圏を中心に記録的な大雪となった2月8日、区内も暴風を伴う大雪に見舞われ、大荒れの天候となった。
JR根岸駅周辺では、通行人たちの傘があおられるほどの暴風雪が吹き荒れていた。駅近くの新聞販売所では、配達員らが配達用のバイクにチェーンをとりつける様子が見られた。
また、JR磯子駅周辺では、膝の高さほどまで雪が積もった部分もあったという。近隣で働く男性は、「歩くのが怖いほどの暴風と大雪だった」と街の状況を説明。しかし、近所に住む子どもたちは「雪を投げたり、積もった雪の上に寝転がったりして元気に遊んでいた」という。
岡村地区では、岡村天満宮へとのぼる坂道が積雪と凍結により、チェーンを巻いても車が進めない状況だったという。近隣に住む女性は、「長靴を履いても、靴の高さよりも上まで雪が積もっていた」と話す。また、翌9日は「この辺りは車で通勤する人が多いから、みんな必死で雪かきをしていた」という。
2日間で12件の事故
また、大雪の影響で交通事故が相次いだ。磯子警察署によると、雪に関連した交通事故は、降り始めの8日に8件、翌9日に4件発生。うち1件が人身事故で、残りが物損事故となっている。一方、磯子消防署によると、雪の影響による区内での救急搬送の件数は10日時点で0件だった。
区内を走る道路や鉄道各線も大きく混乱した。鉄道ではJR根岸線や京浜急行線が一時運転を見合わせ、ダイヤが乱れた。首都高速湾岸線や、市道環状2号線も一部通行が規制された。
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