消防ヘリ 洋光台南公園で初訓練 災害時想定し連携確認
区内唯一の場外離発着場に指定されている洋光台南公園グラウンドで2月12日、磯子消防署の消防隊と横浜市消防局航空隊、磯子消防団による、初めての連携訓練が行われた。当日は、ヘリコプターの離発着の訓練や、氷取沢市民の森を含む「横浜つながりの森」での林野火災を想定した散水訓練が行われた。
場外離発着場は、災害時などの際、ヘリコプターによる傷病者の救急搬送時や、空中消火活動のための給水時などに使用される。現在、市内には28か所あり、区内では洋光台南公園が唯一指定を受けている。
この日は、磯子消防署の消防隊や杉田特別救助隊、洋光台消防隊、市消防局航空隊、磯子消防団など、44人が訓練に参加。災害などの緊急時にヘリコプターが出動することを想定し、航空隊との無線交信や着陸に備えたグラウンドの整備、着陸誘導といった一連の流れを実際に確認した。
また、氷取沢市民の森を含む、円海山周辺の「横浜つながりの森」での林野火災を想定し、ヘリコプターに装着された消火タンクへの給水と、上空からの散水も実施された。
磯子消防署洋光台出張所の佐藤譲所長は、「初めての連携訓練だったが、確認した通りの動きができた。実際の災害時も、今日のように速やかに対応したい」と話した。
住民との交流も
当日は、近隣住民らが訓練の見学に訪れていた。訓練終了後には、住民らに向け、航空隊員によるヘリコプターの展示説明も実施。機体と一緒に写真を撮る親子連れの姿が見られた。佐藤所長は「活動を直に見ていただくことで、地域の方にご理解をいただけたのではないか」と話す。
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