全国高等学校総合体育大会(インターハイ)レスリング種目の神奈川県予選大会が5月17、18日に釜利谷高校(金沢区)を会場に行われ、県立磯子工業高校レスリング部(西尾直之顧問)が団体で3年連続3回目となる優勝を果たした。8月に行われる全国大会でも上位をめざす。
学校対抗戦は、各校7人の選手が出場し、階級ごとに対戦。先に4勝した学校が勝利となる。
磯子工高は準決勝で県立横浜修悠館高校との試合に臨んだ。勝ち星を計算していた階級を落とすなど苦戦を強いられたが、その後に出場した選手が踏ん張り、4対3の接戦で勝利。勢いに乗った磯子工高は、県立横浜清陵総合高校との決勝戦を6対1で圧勝し、3年連続3度目の優勝と、8月に横須賀で行われる全国大会への切符を手にした。
内藤由良主将は「ひと安心した。ここで負けたら意味がない」と安どの表情。勝因について、「団体戦は勢いが大切なので、練習の時から全員で声を出し合ってテンション上げることを意識してきた。大会にもその状態で臨めた」と振り返る。「全国大会ではベスト4以上をめざす」と目標を語った。
個人でも5選手
同じく行われた個人対抗戦では、60kgで3年生の山田悠矢選手、84kgで同じく3年生の内藤選手が優勝。そのほか66kgで3年生の谷田剛史選手、74kgで2年生の佐藤拳選手、120kgで2年生の春日部一郎選手が2位となり、それぞれ全国大会への切符を手にした。
山田選手は、個人では初優勝。「先生に感謝したい。全国での目標はベスト4以上」と笑顔。インターハイ優勝が目標の内藤選手は、「県大会では落ち着いて、自分のレスリングをして勝った」と冷静に振り返る。
県大会2位で全国出場を決めた3選手は、いずれも個人でのインターハイ出場は今回が初。谷田選手は「優勝めざしていたので、2位という結果には満足していない。全国では自信を持って試合に臨みたい」。佐藤選手は「2位は悔しい。全国での優勝めざし、残りの2カ月、死ぬ気でがんばる」。春日部選手は「地元横須賀での開催なのできちんと準備をして臨みたい」とそれぞれ話した。
磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|